Canon EOS M6 MarkⅡ|キットレンズ

カメラを始めた頃、キットレンズはおまけ程度の認識でした。正直なところ、突き詰めて使ったこともありません。そんな中、今回のEOS M6 MarkⅡ導入にあたり、最後の一本として中望遠域をカバーするレンズ選びを始めました。

候補に挙がったのはEF-Mレンズの
・EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
・EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM

性能も写りも良いのは分かっています。しかし気になったのは、テレ側でF6.3になる暗さです。私としては最低でもF5.6は欲しいところ。

さらに両レンズともマウント素材が樹脂製という点も気になりました。

またEF-Mレンズ全般に言えることですが、ストレートな円柱形のデザインは少々味気なく感じます。ズーム時には先端部分だけが細く伸びていき、その姿はどこかアンバランス。性能とは別の話ですが、どうしても「写真機としての美しさ」を感じられませんでした。

そんな中で目に留まったのが、

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

です。

テレ側でもF5.6を確保し、マウントは金属製。さらにマウントアダプターを介して装着した姿が実に良いのです。

ボディからアダプター、そしてレンズへと続くラインは、大口径レンズを装着したようなグラマラスなシルエットを描きます。

M6 MarkⅡに装着すると、思わず「これぞカメラだな」と感じる黄金比に満ちた佇まいになります。

最短撮影距離は全域0.39m。思いのほか被写体にも寄れます。

唯一気になるのは重量で、レンズ単体で約515g。

M6 MarkⅡボディにEVF、マウントアダプター、そしてEF-S18-135mmを組み合わせると総重量は約1058g(フードなし)。1kgを少し超えてしまいますが、実際に持ってみると許容範囲かなと思っています(笑)。

ネット上の作例を見ていると、特にテレ側の描写がなかなか良好で、これまで抱いていたキットレンズの印象が少し変わりました。

35mm判換算では約28.8mm〜216mm。

APS-C機ではテレ側が200mmを超える実用的な望遠域になります。

この焦点距離は愛用しているNikon COOLPIX P7700の28-200mm相当と重なりますが、P7700はF2.0〜4.0という今見ても驚異的なスペックを誇っています。改めて振り返ると、とんでもないコンパクトカメラだったのだなと思います。

現在M6 MarkⅡに揃えたレンズは、

・EF-M22mm F2 STM
・EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
・EF 50mm F2.5 Compact Macro
・EF 28-105mm F3.5-4.5 II USM
・EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

これで24mm〜216mm相当までをカバーできるようになりました。

あとは様子を見ながらEF-M11-22mm F4-5.6 IS STMの広角ズームと、NOKTON classic 40mm F1.4用のマウントアダプターを導入できれば、私のM6 MarkⅡシステムはほぼ完成と言って良いでしょう。

防湿庫の整理から始まった今回のマウント替え。

結果として、非常に満足度の高いシステムになりました。

画質を極限まで追求するためのシステムではありません。

手に取って感じる写真機としての魅力や、シルエットや佇まいを愛でながら、カメラを操作する時間そのものを楽しむ――。

そんなシステムになったように思います。