Canon / Canon EF-M 22mm F2 STM / M6 MarkⅡ · 2026年6月8日

Canon M6 MarkⅡ|USB充電と光学補正

M6 Mark IIは、ボディにバッテリーを入れたままUSB充電が可能です。ただし、キヤノンの案内では基本的に別売りのUSB電源アダプター「PD-E1」の使用が推奨されています。試しに手持ちのOPPO製携帯電話用の65W充電アダプターを使ってUSB-C充電を試してみたところ、問題なく充電できました!

逆に意外だったのは、Mac miniのUSBポートからは充電できなかったことです。供給電力やUSB-PDへの対応状況などが関係しているのかもしれません。ちなみに、USB充電と純正充電器による充電時間を比較してみましたが、どちらもおよそ2時間ほどで満充電になりました。思っていたよりもかなり速い印象です。

もうひとつ、購入後に気付いたのがレンズ補正に関する設定でした。私はてっきり、光量補正や歪曲収差補正のデータはカメラ本体にあらかじめ組み込まれているものだと思っていました。

というのも、普段使っているSIGMA fpでは特に何も意識することなく補正が有効になっていたためです。小型化を優先したレンズ設計ゆえに、補正を前提としたシステムになっているのでしょう。

ところがM6 Mark IIのメニューを確認すると、「光量補正」や「歪曲収差補正」の項目に「補正データなし」と表示されていました。

「これはどういうことだろう?」と思い調べてみると、カメラに補正する為のレンズデータがカメラには入っていなくて、パソコンとカメラを接続し、「EOS Utility」を利用して補正データをカメラ本体へ転送する必要があることが分かりました。

さっそく設定を始めたのですが、これがなかなか簡単にはいきません。カメラとパソコンのWi-Fi接続がうまく確立できず、20分ほど「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤することに。ようやく接続に成功し、無事に補正データをカメラへアップロードできました。

補正機能を見ていると、「光量補正」「歪曲収差補正」のほかに「デジタルレンズオプティマイザ」という項目がありました。これはレンズ固有の収差や、絞り込んだ際に発生する回折現象による画質低下を、キヤノンが保有するレンズ設計データをもとに演算補正する機能とのことだとか。

簡単に言えば、

レンズの弱点を補正する
回折による解像感低下を抑える
本来のシャープネスを引き出す

ための機能というわけです。

フィルム時代にはレンズ性能そのものとして受け入れていた部分を、デジタル技術で補完するという考え方はなかなか興味深いものがあります。これは試してみる価値がありそう特に気になるのは回折補正の効果です。

一般的にAPS-Cの高画素機では、絞り込むほど回折の影響が目立ちやすくなります。3250万画素という高解像センサーを搭載するM6 Mark IIでは、その傾向も無視できません。

デジタルレンズオプティマイザがどの程度効果を発揮するのか。これはぜひ、検証してみたいところです。