新しく導入したのは Canon M6 Mark II。すでに展開を終了したEF-Mマウントのカメラです。
終了したシステムは今後発展することがなく、いわゆる「枯れたシステム」と言えます。いや、もはや「枯れ果てたシステム」と表現した方が適切なのかもしれません。
とはいえ、私自身は現状のシステムでも十分に満足できるレンズラインナップだと感じています。手持ちの Nikon J5 や COOLPIX P7700、そして Casio EXILIM EX-ZR4000 も、すでに終了したシリーズや、カメラ事業から撤退したメーカーの製品です。しかし、残された資産の中で自分なりの楽しみ方を見つけられるのが、カメラ趣味の面白いところだと思っています。
特にEF-Mマウントは、世間的にはあまり評価が高くない印象があります。良い評判よりも厳しい意見の方が目立つように感じます。しかし、実際に使っているユーザーの評価は意外と良好で、そのような声に後押しされて導入を決めたのでした。

M6 Mark II のイメージセンサーはAPS-Cサイズながら約3250万画素という、なかなか攻めた仕様です。画素ピッチは約3.2μm。画素ピッチ至上主義の方々に見つかると、流刑を言い渡されるかもしれません。
APS-C機で一般的な約2410万画素センサーの画素ピッチが約3.72μmですから、かなり小さい数値です。
そこで気になって Nikon 1 の画素ピッチを調べてみると、なんと約2.3~2.4μm。まさか3μmを下回っていたとは思いませんでした。
それでも Nikon 1 の描写には、見た目の解像感という意味で特に不満を感じたことはありません。そう考えると、M6 Mark II の3250万画素も決して悪いものではないのではないかと思った次第です。
もっとも、この「悪くない」という評価は等倍鑑賞を前提としたものではありません。Web掲載やモニター鑑賞を前提とした話です。また、Lightroomをはじめとする最新の現像ソフトによるノイズ処理性能の向上も考慮したうえで導入を決めました。

M6 Mark II の発売日は2019年9月27日。そして、そのわずか1か月後の2019年10月25日に発売されたのが SIGMA fp です。
キヤノンのAPS-C機は35mm判換算で1.6倍となるため、EF-M 22mm F2 STM は換算約35mm相当の画角になります。最短撮影距離は15cmと意外に寄ることができ、F2と十分な明るさも備えています。
そして、その描写や色味こそが、今回キヤノンへ向かった最大の理由でした。
私はキヤノンの「色」に魅かれたのです。
