Macで長いこと使っているアプリのひとつに「AppCleaner」があります。
いつから使い始めたのか、もう覚えていません(笑)。
確か最初に使った頃はMac App Storeからダウンロードしたような記憶があるのですが、現在はApp Storeで検索しても出てきません。
ところがこのAppCleaner、今でもちゃんと開発が続いています。
macOSが何世代も変わり、Intel MacからApple Siliconへ移行しても対応が続き、2026年9月にはAppCleaner 3.7が公開されました。公式の更新履歴を遡ると、少なくとも2013年のMavericks時代から現在まで更新が続いていることが確認できます。Apple Siliconへのネイティブ対応も2021年に行われています。FreeMacSoft
しかも無料。
広告を表示するわけでもなく、起動するたびに有料版へのアップグレードを勧めてくるわけでもなく、サブスクリプションへの加入を求められることもありません。
ただ黙々と、
「不要になったアプリと、その関連ファイルを探して削除する」
という仕事をしてくれます。
長年使ってきた身としては、こういうアプリが今でも変わらず提供されていることに感謝したくなります。

アプリをゴミ箱に入れるだけでは残るファイル
Macのアプリは「アプリケーション」フォルダからゴミ箱へ入れれば、本体そのものは簡単に削除できます。
しかしアプリによっては、設定ファイルやキャッシュ、Application Support、Containersなど、関連するファイルが別の場所に作られています。
AppCleanerは削除したいアプリを指定すると、そうした関連ファイルをまとめて探し出してくれるアプリです。公式サイトでも、アプリ本体をAppCleanerのウインドウへドロップし、検出された関連ファイルと一緒に削除するというシンプルな使い方が案内されています。FreeMacSoft
先日も、Mac App Storeからダウンロードしたあるアプリが現在はサブスクリプション方式になっていることに気づき、使用しないことにしました。
そこで久しぶりにAppCleanerの出番。
アプリ本体だけでなくContainersなどの関連項目も検出され、まとめて削除できました。
削除後、macOSから「Spotlightインポータ機能拡張が追加済み」という通知が遅れて表示され、「置き土産していったか?」と思ったのですが(笑)、システム設定を確認するとそのアプリの形跡はなし。
AppCleanerがきれいに後片付けしてくれていました。
AppCleanerのダウンロードはちょっとだけ注意
AppCleanerは現在、Mac App Storeではなく開発元FreeMacSoftのWebサイトからダウンロードできます。
2026年10月現在の最新版は、
AppCleaner 3.7
macOS 15以降対応
です。FreeMacSoft
ここでひとつ注意。
公式ページを開くと、環境によっては大きな「ダウンロード」ボタンの広告が表示されることがあります。
そこではありません(笑)。
AppCleaner本体は、ページ内の「Downloads」に並んでいる
Version 3.7 For macOS 15 and later

この行からダウンロードします。
自分のmacOSに合ったバージョンを選びましょう。古いmacOS向けのAppCleanerも現在まで公式サイトに残されています。FreeMacSoft
ダウンロードしたら、AppCleanerを**「アプリケーション」フォルダへコピーしてから起動**しておくのがおすすめです。
……私はこれを忘れていたらしく、久しぶりに使おうとしたらAppCleanerそのものが見当たりませんでした(笑)。
AppCleaner 3.7では「フルディスクアクセス」を求められる
最新版3.7では、AppCleanerを使用すると「フルディスクアクセス」を許可するよう求められる場合があります。
これは不具合ではありません。
AppCleaner 3.7では、関連ファイルを十分に削除できるようFull Disk Accessを求める仕様になったことが、公式の更新履歴にも明記されています。またApplication Scripts内の関連ファイル検索も改善されています。FreeMacSoft
私の場合は、
システム設定 → プライバシーとセキュリティ → フルディスクアクセス
でAppCleanerをONにして削除作業を行いました。
作業が終われば、私はAppCleanerのフルディスクアクセスを再びOFFにしています。
AppCleanerは常時動かしておく必要のあるアプリではありませんし、フルディスクアクセスは強い権限です。
必要なときだけ通行証を渡して、仕事が終わったら返してもらう。
そんな運用でよいと思います。
派手な機能追加より「今でも同じように使える」ありがたさ
AppCleanerの更新履歴を見ると、macOS Sierra、Mojave、Big Sur、Apple Silicon、Ventura……と、Macの大きな変化に合わせて着実に更新されてきたことが分かります。そして2026年のバージョン3.7では、次期macOS 27 Golden Gateへの対応まで明記されています。FreeMacSoft
長年Macを使っていると、愛用していたアプリが開発終了したり、サブスクリプションになったり、名前も機能もすっかり別物になってしまうことがあります。
その中でAppCleanerは、
昔覚えた使い方が、今のMacでもほぼそのまま通用する。
必要なときだけ起動して、仕事が終わったら静かに引っ込む。
こういうアプリこそ、良い意味での**「枯れた道具」**なのかもしれません。
長年にわたって無料で開発・提供を続けてくださっているFreeMacSoftに感謝です。
これからもMacに入れておきたい、小さいけれど頼りになる一本です。