fp / SIGMA / SIGMA 24mm f3.5 DG DN · 2025年9月19日

スナップと盗撮の境界線

カメラを始めた頃は人物撮影中心でスナップを愉しんでいた。学生の頃はいつもカメラぶら下げていたから、誰からもカメラ好きと認識され写される方も撮られてると認識していた。体育祭や文化祭では記録係として公の許可を得て、もっぱら後輩の娘を盗撮していたのだけれど(^^;)

時は流れいつの間にか「肖像権」成るものが幅を利かす時代に・・町中を撮影しても人は写り込む。風景の一部として人は許容できるのか?後ろ姿なら良いのか?その答えはAIによる人物削除なのだろうか。消したとしても元データには写っているし、撮った行為は消せない。

面倒いのでデジタルからは人から蝶やトンボの昆虫系に走る、蝶の飛翔撮影はそれなりに愉しかったけれど、カメラの進歩で簡単に撮れるようになると、面白みも半減してしまう。今に始まったことではないけど、なんと天の邪鬼な性格だことか。

最近は無機物と語り合う写真になっている。錆や風化との無言の対話に詫び寂を見いだす「枯れ山水」の境地を目指す如く。