PowerShot G10の起動の速さは特筆物、電源を押してから沈胴レンズの繰り出しと、液晶モニターの点灯まで、恐らく1秒かかっているかと云うくらいの速さ。軍艦部も無くフルサイズ機に比べたら威圧感も無い、町中でスナップしていてもそう怪しまれることなく撮影できるのも、アドバンテージである。
28mmから140mmのズームレンズは標準的なズームよりテレ側が強い分、被写体を引き寄せることが出来フレーミングも思考に追従できるゆとりがある。テレコン2.2倍を使うと300mmまでは劣化の無い画像が撮れる。また接写にも強く、1cmまで寄れるマクロモードも最強、350gボディの重さも安定したショットに寄与していて、ハンドリングがかなり良い。



