そう導入時NOKTON classic F1.4 の35mmと40mmでどちらを導入するか非常に迷ったのです。この5mmの画角差が意外と大事なんですよね。標準レンズの50mmとはかなり相性が悪くてあまり使い込んだ経験がないのですが、fp導入時のセットレンズ45mmもちょっと不安なまま導入しましたが、やはりちょっと苦手意識があります。
昔々、富士フイルムの HD-M タフガイという水中フイルムカメラを常用していたのですが、このレンズが38mmだったんです。この画角が私的にはかなり好きな画角でした。このカメラを使っていたときは、気持ち一歩前でシャッターを切っていた記憶があって、一歩前が40mm画角なのか?それとも35mmの若干広角画角が扱いやすいのか、中々判断できずにいました。38ミリからの焦点距離プラス2mmとマイナス3mm、1mmの差ではありますが40mmの方がHD-Mの感覚に近く撮れると思い40mmに決定したのです。
実際40mmを導入して、モニターに映る目の前の被写体や風景に、おう!これこれ!といった感覚が呼び覚まされた感じで、初対面から印象ばっちりでした。38mmのもう一歩前的な位置で、40mmはど真ん中、広角へは一歩下がり、アップには一歩前という、私にとっての40mmは絶妙な焦点距離で私的標準レンズとでも呼べそうな焦点距離に感じます。