OM-D E-M10MarkⅡの液晶モニター不具合時に、修理するか他のを導入するかで代替え機種を検討していたのですが、これがあらぬ部分に火をつけてしまいました(^^)
私的な撮影のスタイルで条件は液晶モニターはレンズ同軸上になるチルト式が必須。画素数は1600万画素前後でOK。
この辺の条件に合うのは、E-M10MarkⅡの発売と同じ時期あたりが一番多くあるようで、以降はマイクロフォーサーズの映像素子も2000万画素を超えるようになります。OLYMPUSで言えばPEN-F以降の機種当たりからになります。カメラとしての性能も基本部分が完成し、AFや連写、手ぶれ補正などはほぼストレスなく撮影できるようになりました。
その後の機種は新たな付加価値を各社模索し、高画素化や高速化・次元を超えた手ぶれ補正性能など、私的にはオーバースペックと思える機種がカメラ市場を席巻しだします。
ちょうどこの頃眼を悪くしてしまい、三年ほどカメラを遠ざけておりました。その後眼の調子も大部良くなりだし気分的にも余裕ができ、今年1月にSIGMAfpで復活した次第です。基本手のかかるカメラが好みで、自分で工夫しなが撮るのが楽しくもあり、失敗と失敗の間を発掘するのが良いのです。なんせAFなど存在しない時からのカメラオタだったのです。
そんな私が今回気になったのが、LumixのDMC-GX7MK2です。眼の関係でファインダーはあまり重要視しなくなったので、軍艦部のないフラットな形状が、バッグへの収まりもよくシンプルで良いかな。
E-M10MarkⅡと比較すると若干重いのですが、fpとほぼ同じ重量とサイズに実機を手にしないまでも、手にした感覚が想像できました。GX7MK2の発売は2016年5月、E-M10MarkⅡは2015年9月ほぼ同時期で、万が一の時のE-M10MarkⅡの代替機として十分じゃないでしょうか。
GX7MK2 横122×縦70.6×厚43.9mm 426g(電池カード込)
SIGMAfp 横112.6×縦69.9×厚45.3mm 422g
E-M10MKⅡ 横119.5×縦83.1×厚46.7mm 390g
こうやって比較すると、フルサイズ機でありながらfpのコンパクトさが際立ってますね。
実機を持った感じは、E-M10MKⅡ よりも軽く感じます。プラスチックボディは若干チープな印象で、ボタン類やダイヤルの感触はお世辞にも良いとは言えない代物でした。また、液晶モニターの発色と色味もイマイチで、EVFの色味はモニターよりもダメダメです。E-M10MKⅡのモニターの色味の作り込みの良さを改めて実感することになってしまいました。
ただ全体のフォルムは好印象で、軍艦部のない天面は固定式のEVFなぶん切込みがなくスッキリしています。
ざっと設定したのみですが、設定は機能の階層が浅くとてもわかり易いUIデザインで、初見でもマニュアルなしに設定できました。今のところ1点のAFポイントの移動するには、フォーカスモード→AFエリア選択→上下左右キーで移動とかなり手間です。E-M10MKⅡは上下左右キーで直接移動できます。一発で動かすにはモニターをタッチするしかなさそうです。
AFスピードはLUMIXの手ぶれ補正レンズを使うとかなり速い印象です。GX7MK2はレンズとボディのデュアルでブレ補正ができます。
E-M10MKⅡの予備としての導入ですので、予備のお呼びがかかるまでは、L.モノクロームと飛びもの専用機として遊んでみたいと思います。